読書の習慣
月末の読書振り返りは、冊数以外の三つの質問で。
どれだけ読んだかだけでは見えないこと。残った場面、読みやすかった時間、次の関心から一か月を振り返ります。
月末に読書記録を見て、思ったより冊数が少ないと感じる。けれど、長い一冊とじっくり過ごした月も、少しずつ実用書を参照した月も、数字だけでは同じように見えてしまいます。
冊数を記録する楽しみを残しながら、それ以外の見方も三つほど加えてみましょう。新しい管理表を作らず、メモ一枚でできる振り返りです。
何が一番、頭に残っているか
書名を全部並べる前に、思い出せる場面や言葉、自分の疑問を一つ書きます。「この人物の選択が気になった」「説明を読んでも疑問が残った」でも構いません。
良い感想だけを選ぶ必要はありません。分からなかったところや、意見が違うと思ったところも、自分が読んだ記録です。うまく言葉にできなければ、気になった章の名前を残すだけでもよいでしょう。
どんな時間なら、自然に読めたか
朝の数分、待ち合わせまでの時間、休日の午後。実際に開けた場面を思い出します。理想の予定より、できたときの条件を見ます。
反対に、用意したけれど読めなかった場面も一つだけ考えます。帰宅後は別の用事が多かったのか、選んだ本がその時間には重かったのか。自分の意志の強さで結論を出さず、時間と本の組み合わせへ戻します。
来月、何に少し興味があるか
今月の本から気になったテーマでも、まったく別のものでも構いません。次の目標を何冊と決める代わりに、知りたいことを一つだけ置いてみます。
「同じ作家の短い作品を読んでみたい」「ある街を舞台にした物語を探したい」。これがあれば、次に本を検索するときの入口になります。
書いたら、短く終える
振り返りのために一冊ずつ詳しい感想を書き直すと、記録の方が重くなります。三つの質問に一行ずつ答えたら終わり、という形でも十分です。
毎月同じ日にできなくても、思い出したときに前の数週間を見るだけで使えます。記録を埋めるための読書ではなく、次の読書を選ぶための記録として置いておきましょう。過去の一行メモがあれば、その中から一つ拾って始められます。