はじめてのKindle
Kindleのハイライトを、引いたままで終わらせない。
線を引く目的と見返すタイミングを決める。引用を集めるだけにならない、読書中のメモの使い方。
読み終わるころには、気になる文章にいくつも印を付けていた。けれど、一週間後には見返すことを忘れている。ハイライトは集められるほど楽しい一方、残すこと自体が目的になりがちです。
Kindleでは、対応する本でハイライトやメモを使えます。機能の概要はAmazonのKindle案内で確認できます。ここでは操作の細部より、何のために残すかを考えてみましょう。
線を引く理由を三つに絞る
たとえば「もう一度考えたい」「後で確かめたい」「言葉の響きが好き」。自分にとって使いやすい理由を数個決めます。実用書なら行動のヒント、小説なら表現の余韻というように、本によって変えて構いません。
全部が大切に思えてきたら、その章を読み終えてから残したい箇所を選ぶ方法もあります。文章を追いながら毎回判断するのが負担なら、読み進める時間と整理する時間を分けてみてください。
短い自分の言葉を添える
同じ一節を見ても、なぜ気になったかは後から思い出せないことがあります。「来週の会議で使えそう」「前の章とは違う考え方」など、選んだ理由を短く添えると、未来の自分への手がかりになります。
著者の言葉と自分の意見が混ざらないよう、メモには感想だと分かる書き方をするのがおすすめです。本にそう書いてあったのか、自分がそこから考えたのかを区別できます。
見返すのは、読み終えた直後の一回から
毎週整理しようと決めても、予定が増えると重くなります。最初は読了したときに一度だけ、印を付けた場所を見返す形で十分です。
その中から「今も残したい」と感じる箇所を一つ選び、書名とともに自分の感想を一行書きます。記録の置き場所は、一行の読書ノートのように普段開く場所へまとめると探しやすくなります。
公開する文章と、自分用の記録は分ける
個人の振り返りに集めた内容を、そのままSNSやブログへ大量に転載するのは避けましょう。外に伝えるときは、まず自分の言葉で何が残ったかを書く。長い抜粋を並べることより、読んだ自分の視点がある方が、その記録の意味も伝わります。