読書の習慣
通勤読書は、降りる駅で中断できる本から。
短い移動時間でも迷わず再開できるように。読む場所、区切り、戻るためのメモを整える通勤読書の工夫です。
通勤時間を使えば本が読めそうだと思ったのに、数日で開かなくなってしまった。時間はあるはずでも、混雑や乗り換え、座れるかどうかで、実際の読み方は変わります。
毎日の移動を全部読書に変えようとせず、本を開ける区間を一つ見つけるところから始めてみましょう。
読める区間と、読まない区間を分ける
駅まで歩く時間、階段や乗り換え、人が多く動く場所では本を閉じます。読むのは、落ち着いて座れた区間などに限る形でも十分です。
「家を出てから会社まで」の全体ではなく、「この路線で座れたときの数分」と具体的にします。毎日条件が変わるなら、読めない日を失敗に数えないこと。移動の予定を優先できる方が、取り入れやすくなります。
区切りが短い本を一冊用意する
一話ごとのエッセイ、短い節に分かれた本など、自分が途中で閉じやすい構成を探します。長編小説が好きなら、それを読むのも構いません。大切なのは、降りるときに無理なく止められるかです。
続きが気になって予定を忘れそうなら、到着前には閉じるなど、自分なりの終わりを決めます。数ページ残っていても、その場で読み切る必要はありません。
再開するときは、一段落だけ戻る
前回の終わりを忘れているとき、遠くまでさかのぼるより、まず直前の一段落を読み返してみます。それでも人物関係が分からなければ、短い自分用メモを使います。
メモは「主人公が手紙を受け取ったところ」「次の節で理由が説明される」など、再開のためだけの一言で十分です。毎回感想を書こうとすると、移動時間の中では負担が大きくなります。
帰り道は別の過ごし方でもいい
朝は文章が入ってきても、帰りはただ休みたい日があります。往復の両方を読書にしなくても、朝だけ続けるという形にできます。
いつもの移動で本を開けたら、今日はそれで一回の読書です。冊数やページ数より、「どの区間なら自然に読めたか」を見つけてみてください。まとまった区切りのある本を探したいときは、短い物語の選び方も参考になります。