読書の習慣
休日の読書時間は、読む前の準備を少なくする。
飲み物や場所を整えているうちに午後が終わるなら。小さな予定と、途中で終えてもよい区切りの作り方です。
休日にゆっくり読もうと思っていた本。部屋を片付け、飲み物を用意し、読む場所を考えているうちに、別の用事が始まってしまう。整った時間を待つほど、最初の一ページが遠くなることがあります。
せっかくの休日だからこそ、読書までの準備を少なくしてみませんか。
前日に、読む本だけ決めておく
休日になってから候補を探すと、本を選ぶ時間と読む時間が混ざります。前日のうちに一冊だけ決め、紙の本なら手の届く場所へ、電子書籍なら開く本を確かめておきます。
予定を細かく作る必要はありません。「昼食の後に、あの本を開く」くらいで十分です。今の気分に合わなくなったら変えてよいので、選択を固定するというより、入口を用意する感覚です。
最初の区切りは、短くしておく
午後いっぱい読もうと考えるより、まず一つの章や20分ほどの時間を置いてみます。続けたければ続け、別の予定が入ればそこで閉じられます。
数字は目安で、読み方の規則ではありません。時計が気になるなら章単位にする。章が長いなら数ページにする。自分が始めるときに重く感じない区切りを選びましょう。
道具は、普段使っているもので
特別な飲み物や専用の椅子がなくても読書は始められます。背中を預けられる場所、本、必要なら手元の明かり。まずは今あるもので短く読んで、不便に感じた部分だけ後から考えます。
写真にしたくなる風景を整える楽しみもありますが、それは別の楽しみとして扱って構いません。今日は本を読みたいのか、空間づくりを楽しみたいのかを分けると、どちらも中途半端になりにくくなります。
予定どおりに進まなかったら、入口を残す
呼び出しや家事で途中になった場合は、次に読む場所を確かめて閉じます。読めなかった残りの時間を、夜に無理に取り戻す必要はありません。
休日の終わりに「何ページ進んだか」ではなく、「どんな場面が残ったか」を思い出してみてください。少しでも本の中へ入れたなら、その午後に読書の時間は確かにありました。