読書の習慣
二冊を並行して読むなら、役割を分けてみる。
小説と実用書、家で読む本と持ち歩く本。混乱しない組み合わせと、増やしすぎないためのルールを考えます。
一冊を読み終えてから次へ進む方が落ち着く人もいれば、その日の気分で本を変えたい人もいます。並行して読むこと自体に、向き不向きの優劣はありません。
試すなら、いきなり読みかけを増やすより、違う役割の二冊から始めてみると比べやすくなります。
違いが説明できる二冊を選ぶ
物語に入りたいときの小説と、疑問を調べるための実用書。まとまった時間に読む本と、一編だけで閉じられるエッセイ。同じ気分で選ぶ二冊より、使い分ける理由がある方が迷いにくくなります。
「朝はこれ、夜はこれ」と時間で分けても、「家ではこれ、外ではこれ」と場所で分けても構いません。生活にすでにある違いを借りると、新しい予定を増やさずに試せます。
毎回どちらも読もうとしない
二冊あるからといって、毎日両方へ同じ時間を割く必要はありません。今日は片方だけ、数日間は一冊に集中、という日があってもよいのです。
公平に進めようとすると、読書の時間が割り当て作業になってしまいます。役割を分けた目的は、読みたい場面で選びやすくすること。進捗をそろえることではありません。
戻るための目印は、本ごとに持つ
小説なら人物の動き、実用書なら次に確かめたい問いなど、前回の終わりを短く残します。二冊とも長い感想を記録する必要はありません。
似た人物名や似た議論が混ざるなら、いったん一冊へ戻す方法もあります。並行読書を続けることより、本文を気持ちよく追えることを優先しましょう。
三冊目を開く前に、今の二冊を見る
新しい本が気になったら、今の本が読書中なのか保留なのかを確かめます。手が止まっているだけの本まで数えると、いつの間にか読みかけが大きく増えていきます。
保留なら理由を一行残し、読書中の枠から外す。読みかけの本を閉じる方法を使ってもよいでしょう。二冊で試して楽しかったなら続け、一冊の方が落ち着くと分かったなら戻す。それも、自分に合う読み方を知った結果です。